4月17日仏滅の本日は土用入りです。4月17日の金言

木彫 平櫛田中

久々に松下幸之助氏の金言を書こうと思います。4月17日の金言は今後年齢を重ねていく人間皆にとって考え深い金言になっています。

「意欲と執念:その方は平櫛田中(ひらぐし でんちゅう)さんという方で、皆さんの中にはご存じの方もたくさんおられることと思います。明治五年生まれで、明治、大正、昭和の三代にわたってわが国木彫界の第一人者として活躍されました。

ぼくは平櫛さんと特に親しくおつきあいさせていただいたというわけではありませんが、今からもう十数年も前になるでしょうか、あるご縁でお目にかかる機会に恵まれ、わずかな時間ではありましたが、お話を伺ったことがありました。平櫛さんはもうすでに百歳近く、ぼくも七十半ばになっていたと思うのですが、そのときこんなことを言われたのです。

『松下さん、六十、七十はは鼻たれ小僧、男ざかりは百からですよ。だからわしもこれからですよ』平櫛さんもぼくも、常識的に見れば、隠居をしてもおかしくない年齢だったわけですが、こう言われる平櫛さんにぼくは、まあずいぶん気持ちの若い方だなあと、驚きもし、感心もしたのです。聞くところによるとこれは平櫛さんのいわば口癖で、この他にも今やらねばいつできる、おれがやらねばだれがやるというような言葉を好んでおられたそうです。

ところがそれから数年後、平櫛さんが満百歳になられたときに、ふとしたことから、平櫛さんはむこう五十年分の木彫用の木材を庭に積んでおられるということを知りました。

お目にかかったときに、随分気持ちの若い人だということは感じていたものの、百歳を超えてなお五十年分の木彫用木材を積んで作品制作への意欲をもち続けておられるということからすると、「男ざかりは百歳から」と言われたのも、口先だけのことではない、やはりほんとうに自分の芸術を完成させるには、あと五十年間は木を彫り続けなければならないのだという執念ともいえる強い思い、熱意をもっておられるのだなということを改めて感じさせられたのでした。」

私自身の私生活においても「今やらねばいつできる、私がやらねば誰がやる」と思う場面に直面する事が多々あります。手伝って欲しいと思っても誰も手伝ってくれません。忙しい、面倒だ、疲れた、なんて甘い事を言っているようじゃダメですよね。。。仕事を理由に様々な事をおろそかにしている自分に少し反省した本日でした。

平櫛田中(ひらぐし でんちゅう)さんは1979年(昭和54年)、東京都小平市のご自宅で享年数え年108歳で大往生し他界されました。満年齢だと107歳になります。お生まれになられた岡山県後月郡西江原村(現在の・井原市西江原町)には井原市田中美術館、晩年を過ごした東京都小平市には小平市平櫛田中彫刻美術館があります。

井原市田中美術館:〒715-8601 岡山県井原市井原町315

 

  • お問い合わせ先:電話:0866-62-8787 FAX:0866-62-9567
  • 開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日又は振替休日のときはその翌日):12月28日~1月4日:展示替え期間(特別展・企画展前後)
  • 入館料:一般(個人)400円:一般(団体・割引)300円(20名以上の団体):小中高生及び65歳以上の高齢者、優待者:無料:特別展開催時は、特別展料金になります。特別展開催時でも平櫛田中の所蔵品はご覧いただけますが、所蔵品展だけの入館はできません。

 

 

小平市平櫛田中彫刻美術館〒187-0045 東京都小平市 学園西町1丁目7-5

 

  • お問い合わせ先:電話FAX:042-341-0098
  • 開館時間:午前10時~午後4時(午後3時半までには入館されたほうが良いです。)
  • 休館日:火曜日(ただし、火曜日が祝日又は振替休日のときはその翌日):12月27日~1月5日:展示替え期間(特別展・企画展前後)
  • 入館料:一般(個人)300円:一般(団体・割引)220円(20名以上の団体):小・中学生150円:小・中学生(団体・割引)110円:(特別展はその都度になります。)

 

 

小平市平櫛田中彫刻美術館では春と秋に庭園でお茶会も開かれますので、確認してお出掛けください。